「サタデープラス」スチール撮影の一日
基本は朝10時に出社、チームでミーティングをした後デザイン作業、昼食の後再びデザイン作業で気づくと夜、という日が多いですが、一日中ロケハンに出て歩き回ったり、打合せ先に出向いたり、イベント施工の立ち合いをしたりなどイレギュラーな日もあります。その中から「サタデープラス」のスチール撮影の1日についてお話しします。
その日は朝5時起床、9時には東京のスタジオに到着すべく急いで準備し新大阪へ向かいます。初めてのスタジオで少し道に迷いながらも何とか一番乗りし、準備をしているとカメラマンが到着。早速照明の準備とカメラテストを行います。
撮影は新MCと出演者の総勢5名、その一人ずつのポーズを確認しつつ、本番でもたもたしないように段取りを考えます。実際ポーズをとってみるとその体勢をキープするのが難しく、どう対策するのか、指の角度はどうするか、照明はどこからの方が自然かなど、細かな部分について考え、本番をイメージしながらカメラテストを行います。
その日はスチール撮影以外にも番組宣伝用の動画の収録も兼ねており、番組制作スタッフやPR部の関係者、衣装さんやメイクさん、たくさんの人が集まるに比例して張り詰めた雰囲気が強まる中、いよいよスチール撮影がスタート。撮影が始まるとあっという間で、一人の撮影時間は5分~10分程です。
頭の中で合成時のことを考えながらポーズの微調整や表情を指示、というより当然ですが皆様さすがプロ。すべてを言わずともテンポよく撮影が進んでいきます。やっと全ての工程が終了した時には朝から続いていた緊張がほぐれていきます。
夕方、撤収が終わるころに遅めの昼食。安堵もつかの間、翌日からは膨大な量のカットをチェックし、ポスターに使用したいカットを選んで各所に確認を行う…等々、まだまだ作業は続きます。帰宅したのは深夜、とても長い一日でした。